事業内容
親子3代にわたり、国産大豆(一般種・在来種)および輸入大豆をはじめ、主に街の豆腐店様が使用する原料・資機材等を総合的に取り扱っている卸売り問屋です。
創業70周年を期に、株式会社丸金としての規範店として、おぼろ豆富・湯波専門店「まめ乃家」を茨城県のつくば市周辺に開業予定です。現在、開業に向けて活動中です。
起業した理由・きっかけ、社名(屋号)の由来はどんなことですか?
私の祖父母が終戦後、台東区上野で野菜や米、大豆等の食料を扱った商売を始めたことがきっかけだったそうです。
街の豆腐店が増えていくにつれて、次第に現在の大豆卸売業を専業にしていき、現在に至ります。
社名につきましては、明確には聞いておりませんが、恐らくは、丸大豆の「丸」、金原の「金」で「丸金」だと思います。画像は、創業者である祖父の写真です。
理念:こんな社会にしたい
私たちの経営理念は、
”おいしい大豆を作ってくれる農家さん。
おいしい豆腐やみそ、納豆、しょうゆを作ってくれる職人さん。
それを食べて笑顔になれる私たち。
大豆一粒はとっても小さいけど、その一粒には大きな可能性があり、
みんなを笑顔にする力が宿っています。
「大豆でつながる Smile&Happy」
その輪を広げ、笑顔をもたらし、豊かな地域社会をつくる企業になりたい。”
です。
私の大好きな言葉に、アンパンマンの作者やなせたかしさんの「ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい」という言葉があります。
人を喜ばせる手段は、人それぞれ。
私たちは、大豆を通して人を幸せにしたいと思っています。
得意なこと
幼い時から、人を喜ばせることが大好きな性格でした。
スポーツが大好きだったこともあり、授業中はぼやぼやしていましたが、休み時間には大活躍するタイプでした(笑)
会社員時代、子供服メーカーの営業をしていた時には、子どもと遊ぶのが上手だったことから、セール時の託児所の責任者をしていました。
人を喜ばせることは、昔から好きで得意なことかもしれません。
実際、どんなお客様がご利用されていますか?
多くは、昔ながらの街の豆腐店様にご利用いただいています。
後継者問題や高齢化により、昔ながらの豆腐店で廃業される方が多くなっている一方で、最近では、飲食業界の方やリゾート業界の方、IT業界出身の方等、今まで全く畑の違う業種だった方々が、少しずつ豆腐店に新規参入されるようになっており、そのお客様の開業支援や大豆の卸しをさせていただいております。
嬉しいのは、地方で新規開業される方が、弊社のInstagramなどをご覧いただき、お問合せをくださることです。
「一緒にわくわくする豆腐づくり、お店づくりをしましょう!」という私たちの想いに共感してくれる仲間が全国に増えているのが、本当に嬉しいです。
忘れられない思い出
鹿児島県指宿市にある永谷豆腐店様がお豆富スウィーツショップemifullを開業する際にサポートさせて頂いたのですが、「丸金さんと出会えたおかげで、在来種の美味しい大豆を教えてもらって、たくさん豆腐が売れるようになりました!」と言ってもらったことです。
在来種の大豆は、本当に美味しいんです。その大豆で作った豆腐は、普通スーパーなどで売られている豆腐とは甘み、コクが全く異なります。
しかし、在来種の大豆を育てていくことは、簡単ではありません。大量生産できないというデメリットがあり、作ってくださる農家さんがとても少なくなっています。
でも、これからは、大量生産・大量消費の経済システム優先ではなく、環境に優しいモノづくりをしていく時代だと思います。大事に作って、大事に頂く。そんな循環を、私たち大豆問屋がお手伝いできれば嬉しいです。
まだまだ少ないですが、在来種の大豆で作ったお豆腐屋さんが全国に広がっていって欲しいなと思っています。
また、2つ目の嬉しかった思い出としては、
茨城県のつくば市で開催されているVillageMarketというマルシェで、私たちのお店に長蛇の列ができたことです。
これまでは問屋業だけで製造はしてこなかった私たちですが、自分達でも、在来種の美味しい大豆を使った豆腐の製造を始めることにしました。お店の名前は、「まめ乃家」と言います。
ご縁があった茨城のマルシェで、「おぼろ月」(まめ乃家の名物商品である濃厚な豆乳がかかったおぼろ豆富)や「おぼろ湯波」という商品を製造販売しています。
ある日、マルシェで準備している間に、あれよあれよと行列が出来た時には、一体何が起こっているのか本当に驚きました。それと同時に、これまでの苦労が報われたような気がして、嬉しかったですね。
わざわざ「まめ乃家」を目指して、並んでまで豆腐を買ってくれるなんて信じられませんでした。本当に、感謝感謝です。
趣味
学生の頃までは、サッカーやテニス等、活発にやっていました。身体を動かすことが大好きなのですが、最近は仕事が趣味のような感じになっています。
その他、ドラマ「サ道」の影響もあり、サウナでリラックスするのがお気に入りです。
休日にはどんなことをされていますか?
体調を壊したことで、健康への意識が高くなったこともあり、スポーツジムに行ったり、サウナに行ったりして過ごしています。
ちょっと美味しいものを食べてゆっくり過ごすというのも大好きなので、家族で国内外問わず、旅行に行ったりしています。
出没情報
浅草、錦糸町、つくば♪
また、近所の美味しい中国茶を出すお店(青玄茶荘さん)でのんびりするのが、最近のお気に入りです。
こんなこと(モノ)求む!
将来的には「まめ乃家」で働いてみたいと思ってくれる人を増やしていきたいです。
特に女性。女性で職人志望の人が来てくれたら嬉しいですね。
また地方で、「まめ乃家」のような商売で独立したい人や、在来種を生産してくれる想いのある農家さんとも出会いたいです。
大豆を通して、素敵なつながりをたくさん増やしていきたいですね。
株式会社丸金様、
この度は起業家インタビューをさせて頂き誠にありがとうございました。
会社名:株式会社丸金
設立年月日:創業昭和27年 平成14年4月法人移行
代表取締役:金原 慶幸(カネハラ ノリユキ)
郵便番号:130-0005
所在地:東京都墨田区東駒形2-4-12 メゾン金原1F
電話番号:03-3621-1166
ホームページ:https://www.marukin-daizu.com/
Instagram:https://www.instagram.com/mamenoya_daizu/
事業内容:大豆卸売業、豆腐の製造販売、豆腐店の開業支援